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廣田酒造店の四季折々の情報をお届けします。
廣田酒造店
銘柄酒:廣喜、 喜平治
創 業:明治36年
杜 氏:小野裕美
住所:岩手県紫波郡紫波町宮手字泉屋敷2-4
ホームページ:https://hiroki-hirotasyzuouten.com/
Brand:
Initiation:
Master Brewer:
Address:Iwate
小米どころの酒蔵として、岩手の風土や水にあう岩手県産米を使用しています。(大吟醸のみ、吟醸酒に好適な山田錦を使用しています)酒造好適米は世の中にたくさんありますが、『岩手の味』を出すことにこだわり、やわらかく、旨みのしっかりとしたこの岩手県産米を、あえて使用しているのです。
また、当蔵の裏には廣田酒造店の田んぼを持っています。
そこでは岩手の酒造好適米「吟ぎんが」を育てており、米作りから取り組んでいます。秋には黄金色の稲穂がたわわに実ります。
■水・・・地元の伏流水を使用
ご存知の通り、日本酒は80%が水でできています。味の決め手になるのは水、水によって味が左右されます。当蔵は東根山の伏流水を使用しています。同じ地域で「水が美味しい」と遠方から汲みに来る人もたくさんいる「水分神社」の湧き水と同じ水質です。
くせがなくやわらかい、やさしい水なので、搾りたての新酒もギスギスすることなく、スッキリした味わいになります。
■自然・・・凍てつく寒さは自然の冷却装置
岩手紫波は「南部杜氏発祥の里」として知られています。農家が多く、冬は仕事がなかったため寒さを活かした酒造りなどの副業に精を出していました。
岩手の寒さは大変厳しいものです。
しかし、当蔵の様に当蔵の様な小さな酒蔵にとっては、凍てつく寒さもまた「恵みの寒さ」です。大きな酒蔵さんの様に、人口的に冷す冷却装置を備えていないからです。酒造りにとっては自然の寒さが何よりもありがたい冷却装置となるのです。そんな岩手の寒さから美味しい日本酒は造られています。
■人・・・味の決め手は、南部杜氏の酒造り
味の最後の決め手は「人」です。「雑味が少なく、極め細やかな味を出すための酒造り」が南部杜氏の酒造りです。当蔵では、わずか3~4人という少ない人数で酒造りをしています。
南部杜氏初の女性杜氏、小野を筆頭に、その道50以上のベテラン蔵人高橋、廣田五代目 廣田など、他の蔵にも負けない精鋭たちです。
岩手の寒さは大変厳しいものです。
廣田酒造店では杜氏、蔵人、スタッフが一丸となって、「米・水・自然を活かした酒造り」に取り組んでいます。