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2013.12.07

【新潟県】津南醸造様~自然豊かな秋山郷の入口に佇む酒蔵~

2013年11月29日、まだ雪が少ない新潟の津南醸造様に酒蔵見学をさせて頂くことができました。

 まず、新潟県南魚沼市の六日町駅と上越市の犀潟駅を結ぶ「ほくほく線」に乗ります。

今回は、魚沼丘陵(うおぬまきゅうりょう)駅から乗り込みました。

お世話になる越路商事様の本社の最寄り駅である十日町駅はここから3つめの駅です。

各駅停車の電車はわずか2両ですが、のんびり広々な電車です。

 

 

駅のホームからの景色はとてもいいですね。神々しいです。一面に田んぼが広がります。


ご案内いただいた方:古澤有三様(津南醸造株式会社、越路商事株式会社 代表取締役社長)、高橋元気様(越路商事株式会社)

訪問先:津南醸造株式会社

津南醸造様と、お酒の大型専門店“てーぶるくろす”を運営する越路商事様は、古澤社長が代表を兼任されています。

津南醸造様の主要銘柄である『霧の塔』の名前の由来は、実在する山〝霧ノ塔″から来ています。霧ノ塔は、小松原高原の小高い山で、付近の山には苗場山などがあります。その霧ノ塔から水を引っ張って、お酒を造ったことが銘柄の由来です。 昔は、“小松原醸造”という酒蔵でしたが、“津南醸造”になり10年が経ちました。  

 ついに酒蔵に到着!!

十日町駅に到着し、越路商事様の事務所まで車で5分ほどです。

事務所にお邪魔した後、車で津南醸造へ向かいます。

40分~50分でしょうか…津南町の秘境、秋山郷に津南醸造はありました。

秋山郷は、信濃川の支流、中津川の上流域に点在する集落の総称で、長野県と新潟県にまたがる狭谷地帯です。山の所々には、岩肌が見えていました。美味しい雪解け水は酒蔵の財産です。

まだ紅葉が少し残る酒蔵の裏庭です。自然豊かなブナ林に囲まれています。秋にはカモシカが遊びに来ます。空気が澄んでいて、歩いていてとても気持ちがよかったです。

酒蔵に入ると、玄関にはずらっと受賞歴が飾られていました!まだ全て飾っていないそうで、驚きました・・・!売店もあり、たくさん試飲させていただきました。どの銘柄も飲みやすく、和食だけでなくイタリアン、フレンチなど洋食にも合わせやすいお酒です。パッケージもおしゃれで、女性に人気が高い印象を受けました。

これから洗米を行う、大口様にお会いできました。洗米・浸漬は、精米した米に水分を加えるため、細心の注意を払い行われます。

また、津南醸造様は、精米を、以前は大きな精米機を使い自社で行っていましたが、今は、外部に受注しています。

作業場の隣には、3メートル程の高さに大きな浸水タンクと、浸水した米を蒸すお釜もあります。

 麹造りを行う室(むろ)に入れていただきました。

中は、杉の木の香りがしました。

杉は室温調整に適した木で、木で室をつくる場合、ほとんどの酒蔵様は、杉の木を使っているそうです。

電線・熱線が壁などに張り巡らされ、自動で室の温度調整をしますが、昔は、蔵人が夜も寝ずにやっていたそうです。全国でも小さな酒蔵は、人の手で温度調整しているところもあります。

現在、麹造りは、このひと部屋のみ使用していますが、奥に同じ部屋がもう一つあり、たくさんの麹をつくることができます。津南醸造様のお酒の生産量は、現在800石ですが、最終的には1600石を目指しているそうです。

次は酒母室を見せていただきました。小さめのタンクに水、米麹、乳酸、蒸米、酵母が入れられ、ここで約2週間程、発酵させます。


5日目の酒母を覗いてみました!(左写真)

ぷつぷつ・・・と音がしました。まさに今、発酵しています。

酒母ができたら、いよいよ仕込みです。

 

仕込みタンクの部屋に行く途中、米麹が並べられていました。

温室の室でつくられた米麹を手作業で、ここへ運び、冷却します。並べられていたのは、70%精米の純米酒用の米麹でした。麹菌がついているのか肉眼でも確認できます。

少しだけ米麹をいただいてみましたが、甘くて本当に美味しいです!噛めば噛むほど自然な甘さが出てきました。

昔は、米麹と水だけを合わせ、37度位のこたつに入れて甘酒を作ったそうです。

次は、いよいよ仕込みタンクの部屋を見学します。


静かな部屋には、酒蔵の神様もいらっしゃいました。

すべて開閉タンクを使用し、熱j管理・温度管理をしやすくしています。

左の写真は、タンクを上から見たものです。下にまわると・・・

 

 

このようになっていました!

ひとつ7000リットル入る大きなタンクがずらっと並べられていますが、他にもサイズ違いのタンクがいくつかありました。

タンクの外面は二重の構造で、温度管理を徹底して行っています。

ここで、30日間、12~13度の温度で熟成させます。

 

 

 

30日間熟成させたお酒は、タンクからパイプを通り、隣の部屋に運ばれます。左上の写真は、お酒と酒粕を分ける機械です。この機械を使って絞られたお酒は、機械の手前にある部分(右上写真)に集められ、さらにパイプを通って貯蔵タンクに運ばれます。

この機会がなかった頃は、木製の船の様な形をしていて、絞られたお酒は船の先から出るように見えました。『ふなくち』はここから来ているのですね。

 上の写真は、絞ったお酒を貯蔵するタンクです。1タンクで、一升瓶1万本分を貯蔵できます。ここが蔵の財産です。

 

左の写真は、貯蔵したお酒を濾過する機械です。

濾過されたお酒は、パイプを通り、瓶詰めします。

上の写真が、瓶詰めする部屋です。

 

お酒の成分を分析するなど、品質管理を行う部屋です。日本酒度などを測定します。

この他にも、ボイラー室など、見せていただきました。本格的なお酒造りは、まだ始まっていないようでしたが、なかなか見ることができない酒蔵をご案内いただき、とても興味深く、楽しく勉強できました。

とにかく、自然が豊かな津南醸造様は、お酒造りに大変適した環境にありました。この地から、日本全国、世界へとお酒が届けられます。消費者の皆様にも、自然や造り手の皆様の事を、知っていただくことで、より美味しくお酒をお召し上がりいただけると考えます。
お近くの方も、遠方の方も、是非、機会がありましたら、津南醸造様へ酒蔵見学してみてはいかがでしょうか?

 お酒のご紹介

新潟県は酒造メーカーが県内に約90社もあります。
その中でも、津南醸造様は新しい工場でお酒造りをしています。

写真でご覧のとおり、酒蔵からの景色は素晴らしく、今にも山から可愛い動物たちが出てくる様な雰囲気です。
もちろん、きれいなお水も豊富であり、最近では酒蔵の近くに某コンビニのBP用の水を汲み出す工場も建設中だそうです。

酒蔵の売店で試飲させていただきましたが、津南醸造様の日本酒は飲みやすく、お酒初心者の方にもとってもオススメです。
フランス・イタリア料理にも、とても相性の良いお酒ばかりです。
『ユキグニモノガタリ』は、パッケージも綺麗なピンク色で、女性の方への贈り物にも喜ばれることでしょう。
もちろん、日本海でとれた海の幸や郷土料理、お蕎麦など、和食にもぴったり!料理を選びません。

日本の冬は、これからが本番。
寒さも一層増しますので、ご自宅で『霧の塔』を熱燗でいかがでしょうか?

私は、お正月に家族と、『雪美人』をぬる燗にしていただきたいと思います!


お酒が飲みたくなりましたところで、酒蔵ビューのご報告とさせていただきます。

津南醸造の皆様、大変お世話になりました。

ありがとうございました。

〈記事:蔵元紀行記者H〉

 

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