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岩村醸造の四季折々の情報をお届けします。
岩村醸造
Iwamura Sake Brewery
銘柄酒:女城主
創 業:1787年 (江戸 天明7年)
杜 氏:
住所:岐阜県恵那市岩村町342番地
ホームページ:http://www.torokko.co.jp/
Brand:Onnajou-shu
Initiation:1787
Master Brewer:
Address:GifuEna-shi342 Iwamura-cho
二百年の歴史のある蔵元
― 創業以来『玲瓏馥郁(れいろうふくいく)』を信条に酒造りをしています ―
玲瓏…透き通るように美しく輝く
馥郁…良い香りが漂う
■酒造りの概念
熟練した杜氏(とうじ=酒造りの職人)の手作業で造り、原料米は全て生産者のわかる地元・岐阜県産米を使用。仕込水は水道水は一切使用せず、天然水(岐阜県名水50選の地下水)を使用しております。酒質は米から出る旨味を最大限酒に出し、お客様に喜ばれる高品質で信頼のいただける酒造りを目指しております。
■蔵元の創業まで
酒蔵の創業は天明7年(1787年)と伝えられており、当時は岩村藩御用達の運送業を本業とし、酒造業は副業でした。明治になり岩村藩が消滅したことで酒造りが本業となり、その後大正10年に株式会社を設立、同時に味噌、しょうゆ、みりん、焼酎なども造るようになりました。しかし、戦後からは日本酒の専業メーカーとして地域一番の名醸蔵を目指して参りました。
■酒造りに欠かせないもの
酒造りにおいて大切なのは水。当社では約400年前に掘られた2本ある井戸から天然水(岐阜県名水50選)を汲み上げ、使用しております。この木曽川水系の天然水(井戸水)を仕込み水に使用し、水道水は一切使用しておりません。
ここ岩村町はたいへん水に恵まれている土地で、岩盤になっている地下層には絶え間なく清冽な水が流れています。酒造りの時期には、井戸水が空になってしまうこともありますが、3時間もすれば、元通りの量が湧き上がってくるほどです。また、この天然水は酒造りに最も適した軟水で、杜氏の高い技術とこの水質の良さが、できた酒に絶妙な味を醸し出すのです。
同じく重要なのは米。原料米は主に地元産である酒造好適米「ひだほまれ」を、大吟醸には兵庫県産「山田錦」をふんだんに使用しています。蔵の平均精米歩合は52%という、全品に「吟醸」の表示ができるほどの高精白で酒造りをしており、当社でいう「吟醸」とは、50%以上磨いたお米で造ったお酒を指すのです。(※規定では60%以上を吟醸、50%以上は大吟醸と表示できます)
■進化する女城主
岩村町は積雪量こそ少ないものの、1~2月は大変冷え込み、井戸水を出すと湯気が立ち昇るほど寒い、-15℃を下回る日が何日も続きます。夏でも酒蔵の温度は20℃以下と、日本酒造りと吟醸酒の貯蔵には最適の環境にあります。(ただし最近は温暖化の影響からか、以前ほどの寒さは少なくなってきたようです)
このような恵まれた環境の下でも、できるお酒の味は毎年違います。岩村醸造は進化する現代の日本人の味覚を満足させるべく、毎年創意工夫を凝らし、お客様へ提供する高品質な日本酒造りに邁進いたしております。
(岩村醸造HPより引用)