2017.05.20

昭和40年以来熊本国税局酒類鑑評会優等賞受賞実績37回、実力のある球磨焼酎の蔵元です。

■球磨焼酎の歴史
熊本の南端に位置する人吉・球磨地方は、深く険しい山々に囲まれた盆地です。その0ため一見、稲作には不向きと思われますが、実は古くより谷間に隠れた多くの田園がありました。球磨の隠し田です。鎌倉時代から幕末まで七百年、この地を収めた相良藩。その石高は二万二千石でしたが、実際は十万石を超えていたと言われています。そしてこの隠し田でできた豊かな米を活かすため、藩をあげて酒造りを奨励。その結果、現在でも、限られた盆地になんと二十八もの焼酎蔵が存在しています。まさに焼酎蔵の一大産地です。このような歴史的背景を持つ人吉・球磨地方だからこそ世界的な産地呼称焼酎として、球磨の米焼酎「球磨焼酎」が認められました。

■株式会社福田酒造
熊本県人吉（ひとよし）市に、昭和10年創業。華やかできれいな酒質の酒造りには定評があり、熊本国税局酒類鑑評会で入賞23回、熊本県製造責任者（杜氏等）代表受賞歴3回など、その実力は県下に鳴り響いている蔵元です。酒造りのポリシーは「基本の徹底」。焼酎造りでもっとも大切なことは、清潔な環境を保ち、麹、酵母を常に適温に保つ事。これを実行するために蔵内の道具や仕込み設備はもちろん、床や天井、窓まで、徹底的に清掃し磨き上げます。また気温の上がる夏場には仕込みません。効率より品質。球磨焼酎500年の伝統を受け継ぎ、昔ながらの蔵の仕来りを、頑固に、忠実に守り続けています。

■全国酒類コンクール
2015年　秋季酒類コンクール
米焼酎部門『樽御輿』第一位受賞

全国酒類コンクールを主催する全日本国際酒類復興会は、1989年（平成元年）、日本の酒類の復興とその品質向上、優れた製品の顕彰、国内外へのさらなる浸透を図って、全国都道府県の蔵元有志や、国税庁醸造試験所と各国税局税局酒類鑑定官、醸造発酵学の教授研究者、酒類鑑評家などが集まって発足しました。
全国酒類コンクールは、日本各地、また海外の主要都市での開催を行い、毎年春と秋の年2回開催されています。

■モンドセレクション
2001年『樽御輿』金賞受賞
2002年『極醸』金賞受賞
2002年『はなてばこ』銀賞受賞
2003年『山河』金賞受賞

ベルギーのブリュッセルの本部を置き世界中から優れた製品を発掘・顕彰することを目的として、ベルギー国王経済省（CERIA）に認定された組織委員会が1961年から運営している世界的な食品コンクールで世界的に品質が認められた商品に与えられる『モンドセレクション・金賞』も受賞しています。

 ■熊本国税局酒類鑑評会

熊本県・大分県・鹿児島県・宮崎県を管轄する熊本国税局にて、本格しょうちゅうの品質の審査成績が優秀であった製造場及び杜氏等その製造責任者に対しての事績を顕彰する酒類鑑評会に、昭和40年より参加し近年では優等賞を受賞し数多くある蔵元の中から最高の栄誉である、熊本県製造責任者（杜氏等）代表賞も受賞しています。